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わすら雑記
趣味の工作、DIY等の雑記
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たらもと

Author:たらもと
「わすら」とは関東地方の一部で使われる方言で、標準語でいうところの「いじくる」の意味なのですが、このブログでは日曜大工をベースに趣味の範囲でいじくれそうな物を色々とわすらしてゆきます。



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結晶塗装


結晶塗装は“ちりめん塗装”“ちぢみ塗装”“リンクルペイント”などと呼ばれ、表面の微細な縮み模様が独特の風合いを持つ意匠塗料に分類され、主にエンジンヘッドカバーや高級オーディオの筐体など、機能美を演出する機器に好んで用いられている。塗料そのものが通常とは異なり焼付け処理が必要なためDIYにおいては「お手軽」とは言いがたいものの、実は意外と簡単だったりして、実際に愛車などに施工している自作野郎もいるのでは?近年ではネットの普及で塗料の入手も簡単になったので、工作の幅を広げる意味でご紹介。

tc_wrnklpnt_b.jpg

まずは冒頭のリンクルスプレーをネットで購入し、ほかに用意するものとしては、熱源となる石油ファンヒーター、そして写真のように三方を切り欠いたダンボール箱です。こいつが焼付けブースとなります。

tc_wrnklpnt_c.jpg

さて、今回の品物は自転車のクランクアームなのですが、塗装の乗りをよくするために事前にサンドブラストで表面を荒らして砂地加工し、シリコンオフで脱脂しておきます。

tc_wrnklpnt_d.jpg

あとは品物にリンクルスプレーを吹きかけて準備完了。この時点ではピアノブラック状のツヤツヤ。ちなみにリンクルスプレーは一気にドバっと勢いよく吹き出るので素早く手を動かして一筆書きのように一気に塗ってしまうほうが良いようです。一度の塗布でも塗膜はボッテリ肉厚に仕上がるのであまりしつこく吹きかけると厚塗り過ぎてタレてしまう恐れがあり、1本約¥1600と割高な塗料ゆえ失敗は避けたい。

tc_wrnklpnt_e.jpg

あとは先ほど用意しておいたダンボールをカポ!っと品物の上からかぶせ、切り欠き穴をめがけて石油ファンヒーターをセットしスイッチ・オン!これで30分ほど待つだけです。
実はこのやり方、以前お世話になっていたクルマ屋さん(欧州系の古いスポーツカーのレストア・レーサーカスタム専門店)で教えてもらったもので、その当時自分は「え~?そんなダンボール箱と暖房だけでイイんですか?」と驚いてしまい「そう。こんなもんだよ(笑)面白いだろ?」などと笑っていたメカニックの方々が印象的でした。
そんなワケでネタが分かってしまうと実は簡単なんですね結晶塗装。

tc_wrnklpnt_f.jpg

ハイ!というわけで、30分後にヒーターを止めダンボール箱をご開帳した状態がコレ。
うん!イイ感じにギュッ!と縮みまくってます。

ちなみに、缶スプレーに書いてある焼付温度だと170℃になっているのですが一般家庭用の石油ファンヒーターがどのくらいの温度になるのかは不明で、箱の中に手を突っ込んでみた感じだと「う~んサウナぐらい?」の気温なのですが、確かサウナって100℃ぐらいだと思うので実際には170℃に達しなくても縮み反応と焼付けは可能なようです。
それからクルマ屋さんは工場用のジェットヒーターでやっていたので家庭用のヒーターだとちょっとそのあたりが心配でしたが無事に施工出来てなにより。

tc_wrnklpnt_g.jpg

そんなワケで、拡大した写真がこちら。遠目からだとツヤ消しみたいに見えるのですが、近くで見ると微細なシワがキラキラと反射してなんとも味わい深い風合いと高級感があります。

tc_wrnklpnt_h.jpg

さらに表面を拡大してみると、指紋のように細かいシワがビッシリと波打っているのがわかり非常に面白いです。今回はチャリンコのパーツに施してみましたが、エンジンやアルミ筐体以外にも何か効果的な用途やアイデアがあれば皆様もぜひチャンジしてみてはいかがでしょうか。
まぁ真夏に行う作業ではありませんが(←地獄見た人:笑)

【余談】
結晶塗料についてちょっと考察し、専用品を使わずに従来の一般塗料に何らかの薬品を添加して手軽に同様の効果が得られないものか?と、ついつい貧乏根性がムクムク膨らみがちですが(笑)しかしそれ系の論文を漁ってみたものの結晶塗装の原理は完全に解明されているわけではなく、記載されていただけでも以下の添加物があり個人レベルの理科の実験ではやや難しそうです。つーか素直に買ったほうがゲフッ!ゴフン!

●明ばん、チオ硫酸ナトリウム、硫酸銅、ロッシェル塩
●シナ桐油、オイチシカ油、コバルト、マンガン
●アクリル樹脂、フッ素樹脂

資料:最近の意匠性塗料(勝山広樹・岡本信吾)

ちなみに、今回使用したVHTのリンクルスプレーですが、塗料の臭いは一液ラッカーや二液ウレタンなどプロユースの板金塗料とは全く違う系統で、どちらかというとホームセンターで売っているニスのような臭いなのでワニス系のテレビン油が溶剤なのかも(あくまで個人的な憶測なので間違っていると思うけど)。

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