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わすら雑記
趣味の工作、DIY等の雑記
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たらもと

Author:たらもと
「わすら」とは関東地方の一部で使われる方言で、標準語でいうところの「いじくる」の意味なのですが、このブログでは日曜大工をベースに趣味の範囲でいじくれそうな物を色々とわすらしてゆきます。



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鉄の赤サビ・黒サビ


ご周知の通り、鉄には赤サビ(Fe2O3)と、黒サビ(Fe3O4)があり、どちらも酸化した状態ながら、ポロポロと剥がれ落ちる汚い赤サビに対して、表面に黒い皮膜を形成し安定した状態を保つのが黒サビ。身近な例を挙げると“鉄瓶”や“中華鍋”などが該当するのですが、他にもハイテン鋼ボルトやコイルバネなどの機械部品で表面が青黒くなっている物を見た事がないでしょうか?あれが“黒染め”といって美観とサビ防止のために鉄の表面に酸化皮膜を生成してあるもので、趣味の工作においても色々と用途がありそうなので、今回は赤サビが浮いているボルト・ナットにテストしてみました。

tc_irnbblk_i.jpg

そんなわけで、最初に書いてしまいますが実はこの“ガンブルー液”を塗るだけの超カンタン施工です。めっきやアルマイトのような電解処理などの必要はありません。誰にでもできます。自分も今まで“苛性ソーダで煮込むらしい”ぐらいしか知らず「色々と厄介だなぁ…」などと思っていたのですが、ネットで検索したらナイフや銃のメンテをする方々の間ではこの処理液がすでに定番になっているようで入手も簡単でいいこと尽くめ!

tc_irnbblk_b.jpg

そんなワケで、ぼちぼち作業開始。油分があるとガンブルー液の効果が出ないので“下処理=完全脱脂”が作業テーマとなるのですが、まず普通に中性洗剤で洗ってからアルカリ系の工業用洗浄液にドブ漬け。洗浄液の代わりにマジッ○リンで大丈夫だと思います。

tc_irnbblk_c.jpg

次は研磨スポンジや真鍮ブラシで磨いて大雑把にサビを落としておきます。ちなみにここでは完全にサビを落そうとしなくても大丈夫です。ペーパーなんかでムキになって擦ると表面に変なムラができてしまうのでむしろやめたほうが良いです。

tc_irnbblk_d.jpg

次は“酸洗い”で、まぁ見たまんま“サ○ポール”にドブ漬け。錆びたボルトを入れてすぐに激しく泡が立ちますが2分ぐらいで落ち着くのですみやかに取り出します。強酸にあまり長時間浸すのはよくありません。

tc_irnbblk_e.jpg

そしてサ○ポールから取り出して水洗いした物がコチラ。もうピカピカの状態で「これで完成でいいじゃん?」とか思うのですが、強酸に浸したせいで表面が弱っておりこのままだと赤サビが再発しまくりなのでもう後には引き返せません。「さらば金属光沢!」

tc_irnbblk_f.jpg

そんなワケで、再度アルカリ液に浸して下準備。写真では念のため黒染め用の専用液を使っていますが、たぶんマジッ○リンで大丈夫だと思います。それから、ここから先はもう品物を指で触ってはなりません。取り出しや水洗いは割り箸などを使うかディスポ(使い捨て手袋)を着用します。手垢厳禁。

tc_irnbblk_g.jpg

そしてお待ちかね!本命のガンブルー皮膜処理。液の内容量が少量なのでドブ漬けではなく筆でチョイチョイ!と塗るほうが経済的で充分な効果があります。それから、液体そのものは透明なのですが塗って数秒で「ス~~」っとみるみる変色し「大丈夫なのかこれ!ヤバイんじゃないの?」とあまりに劇的な変化にビビります(笑)
ちなみに、黒くなったらすぐに水を張った容器にポイ!と放り込んで洗浄。長時間漬けても濃さが増すわけではないし、酸化処理なのでこれもやはり長時間の被爆は地金に良くなさそうな気がして。それから、色が薄い場合は表面に汚れや油が残っているのが原因で脱脂が不完全だとそうなるのでもう一回アルカリ洗浄してからやり直せば大丈夫です。

tc_irnbblk_h.jpg

といったワケで、サビサビだったボルトは青黒くなって見違えるほど精悍なルックスに。ちなみに色は鉄に反応して変色するので元のめっきが残っている所ほど“薄青い”感じになります。真っ黒を狙いたい場合は酸洗いを多くして完全に元のめっき層を剥いたほうが良いと思います。
それから、塗装とは違い、鉄の表面そのものが化学反応により黒く変色しているのでレンチを当ててトルクをかけても黒色がパリッ!と剥げるようなことはありません。錆びたボルトやナットの再利用や、パーツ同士が噛み合ったり擦れたりする可動部分にはうってつけだと思います。
ただし、防錆性能はめっきや塗装よりも劣ります。黒染め処理したパーツはグリスをタップリと塗って組み付け、最後はCRC556などのサビ止めスプレーを塗布したウエスなどで軽く拭いて仕上げたほうが良いと思います。また、屋外に置いておくとすぐ真っ赤に錆びてしまうかと思われるので屋内保管が望ましいです。

以上、長くなりましたが、やってみた感想として…

黒サバ色が超絶カッチョイイ!
安くて、簡単、これはスバラシイ!
鉄のパーツで遊ぶ方に、マジでおすすめ!



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