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わすら雑記
趣味の工作、DIY等の雑記
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たらもと

Author:たらもと
「わすら」とは関東地方の一部で使われる方言で、標準語でいうところの「いじくる」の意味なのですが、このブログでは日曜大工をベースに趣味の範囲でいじくれそうな物を色々とわすらしてゆきます。



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古越路峠(廃道)


栃木県道345号葛生船越線の古越路(ふるこえじ)トンネル旧道“古越路峠”は平成11年(1999)のトンネル開通とともに廃止され、“熟成18年”という比較的新しい廃道ではあるものの、冬の良く晴れたこの日は降り積もる落葉が廃れ行く道を覆い、長く影を引く冬の日差しを浴びてより一層はかない雰囲気を醸し出していた。

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さてまずは地理情報ですが、峠は旧田沼町と葛生町(現在は佐野市に合併)の境界にあり、旧道の距離は約700m、勾配は10%前後と短くてキツイ峠道ゆえトンネルが開通したことにより周辺地域の交通の利便性が格段に向上したのではないかと思われます。ちなみにこの峠には歴史的なモニュメントなどはなく、旧来から双方の町を行き来する生活路として活用されていたようです。

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そんなわけで、葛生町側の起点に来てみました。入り口は一応クルマが入れないように塞がれているようですが、特に「立入禁止」とも書かれておらず案外とおおらかなようです。しかし廃止されてたかだか18年あまり。そして道路規格としてはクルマが通行可能な舗装された車道のハズなのに、どう見てもすでに徒歩道にしか見えないという。。

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中に入ってみると一面草に覆われ道は土に埋まり、か細いシングルトラックが続くのみ。そして脇のガードレールだけが辛うじて車道であったことを主張しているという状態。

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しかし、良く見ると所々路面が露出していて「ああ、やっぱり舗装道路なのだなぁ」と。平成11年(1999)まで使われていた道路なのだから当たり前といえば当たり前なのですが。

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最初のカーブを大きく曲がると曇ったカーブミラーが出現。いい雰囲気!廃道にひっそりと佇むカーブミラーには何か独特の表情があるように見えるのは単なる気のせい?

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支柱には“葛生町”の文字。平成17年(2005)に佐野市と合併したので、ここは時が止まったまま。そして多分、これからもずっと。

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コンクリートの擁壁は比較的新しいタイプで傷みもなくまだまだイケそうな感じさえします。しかしご覧のとおり日の当たる場所は藪化の進行が早くそれら人工物を飲み込んでしまいそうな勢いでもう先が見えないくらい。この物件に関しては夏の探索は厳しそうです。

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もう少し先で峠となりこのあたりはもうコース中間ぐらいのはず。道は相変わらず薄っすらではあるもののシングルトラックが続いているので、ここを通行する者がそれなりに存在しているようで。。

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そして迎える鞍部。クッキリV字型の切り通しがとても良い感じ。これでもアスファルトの舗装路のハズですがなぜか明治時代の“荷車の通せざる道”の峠の風景を連想させる。

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彫りっぱなしの法面はそれなりに小石が落ちてきているようですが大きな崩落もなく良好。丁寧に彫ってあり思いのほかフラットな仕上がり。大きな一枚岩なのが功を奏しているのでしょうか。

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峠を越え葛生町から現・船越町へ。こちら側は打って変わって道路の幅員がやたら広いので当時の田沼町のほうが道路に予算をつぎ込んでいたようで。。

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枯葉がいっぱいに降り積もった大きなヘアピンカーブに木々の隙間から降り注ぐ陽光が心地よい。誰もいない静寂な空間に旧廃道サイクリングの魅力がギュッ!と濃縮されていて格別。廃道+落葉という組み合わせの妙が最高です。

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こちらは第二ヘアピン。散らかる倒木がいい感じ。しかし若干の粗大ゴミが散乱しておりよくある旧道の風景と言ってしまえばそんな感じ。旧道や廃道は入口に“不法投棄監視中”などといった立て札がセットになっているのが定番。

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しかし、こういう昭和時代の空き缶などを見ると「不法投棄ったって、いつの話よ?」と妙な哀愁を感じてみたり。テープのビデオデッキとかも懐かしい気持ちになりますよね。

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さて、そろそろ廃道サイクリングも大詰めとなってきましたが、なぜかここにきて急に道が上下(左右)に分かれるという意外な展開に。

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というわけで、まず右側(上)の道を進んでみましたが、案の定有耶無耶に。

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やむなく、左側(下)の道を進むのですがコンクリート擁壁が幅を利かせてきて思わず呻く。「ちょ!何この圧迫感!」

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そしてほどなく現道と合流し、旧道の道幅が狭い理由を理解。

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恐らく旧道は現道に削り取られて消失し、こんな細い道を繋げて帳尻合わせ的な融通をしたのではないでしょうか。葛生町側はクルマ止めさえなければ四輪車も入れそうでしたが、船越町側はご覧のとおりクルマが通れなくなってしまっているので、もし災害などでトンネルが崩れても旧道を代替路として復活させるのは難しそうです。もっともクルマなら+15分ほどの迂回で済むのでさしたる問題もなさそうではありますが。
最後に、この旧道は特に目立った崩落もないので比較的走りやすく、距離は短くとも景色の変化に富み思いのほか楽しいサイクリングでした。そのうち何年かしたらもう一度来てみたい…次はまた違った表情を見せてくれるのではないか?そんな気持ちになる物件でした。

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