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わすら雑記
趣味の工作、DIY等の雑記
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たらもと

Author:たらもと
「わすら」とは関東地方の一部で使われる方言で、標準語でいうところの「いじくる」の意味なのですが、このブログでは日曜大工をベースに趣味の範囲でいじくれそうな物を色々とわすらしてゆきます。



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南摩ダム妄想行(前編)


県道177号線は度々サイクリングをしている自分の中のお気に入りルートなのですが、人の気配が希薄な荒涼たる谷間を、そのわりには妙に整備された1本の県道が通り、脇に目をやると何やら不思議な構造物が点在し独特の「不自然さ」を感じるコースで、その理由はもう表題にもあるとおり、それをネットで調べたりチャリで現地を観察してみたので今回まとめてみました。

cy_nnmdm_2.jpg

普段この道はロードバイクを使いクルマ並みの速度で一気に駆け下りてしまうのですが、その途中で「あ!何であんな山の高い所に橋なんか造ってるンだ!?」「つーかそもそもどーやってあそこまで行くんだ?途中に道なんか無いじゃん?」などと不審に思ったのが事の発端なのですけど。。

cy_nnmdm_c.jpg

ネットでググってすぐにあの県道はモロにダム建設の現場で、どうりで謎の多いロケーションだとようやく理解できました。そんなワケで詳細はwikiに載っていますが、この看板が示すとおりここは「南摩ダム」の建設現場で、実は建設側と住民側とで揉めに揉めまくってるという事情があるようで、計画は1969年まで遡り、それから48年経過した2017年現在もまだまだ作業中のようです。
ちなみにこういう微妙な話題に関して、部外者の自分には建設の賛否はもちろんの事、何らかの政治的意図は無く、あくまでもサイクリストとして感じた2017年3月時点の現状のコースの面白さやそれに付随するオマケ情報ぐらいに捉えて読み流してだけると幸いです。

cy_nnmdm_3a.gif

さて、国内地図情報の源泉である国土地理院の地図上では一切の情報は記載されていませんが、グーグル先生の空撮だと謎の人工物が盛りだくさんに写っていて思わず「ウホ!イイ地形図!」と大変興味深いです。

cy_nnmdm_3b.jpg

ということでこれがダム完成時の状況だそうです。思わず「こんなに広範囲に水没してしまうんだ!?」とビックリですが、詳細は独立行政法人 思川開発研究所の公式ホームページ上で、工事の状況などが詳しくアナウンスされているので、ダムマニアの方はもちろん、興味のある方はpdfファイルなどを参照してみてください。面白いですよ。

cy_nnmdm_4.jpg

それから、地上から見た現地の風景はこんな感じ。現県道、旧道、トンネル建設用作業道と付替県道が存在する他、以前からある林道や追加されるダム整備道、流れ込みの建設用道路、ダムの一部と思われる巨大な人工物などが盛りだくさんのカオス状態!この場所にチャリを停めて立ち「将来はここも湖の底になってしまうのだろうか?」などと妄想を膨らませると、にわかに興奮してまいります!(不謹慎ですみません…)
でもまぁダムのような巨大スケールの建設現場なんて、日常生活の中であまり目にする事も無いと思うのでこういうものが見物できるのは貴重ですし、自分はもともと巨大な乗り物や建築などの構造物が好きなのでつい夢中で見てしまうモンでして。。

cy_nnmdm_5.jpg

ということで建造中のオブジェクトを観察。これは支流の流れ込みかと思うのですがもうかなりの高さまで土台が積み上げられているようです。
ちなみに自分はウィークエンド・ライダーなので休日しか来たことがありませんが、もしかすると平日は工事関係の車両や人員でそれなりに賑やかなのかもしれないので、あまりウロチョロしてるとお仕事の邪魔になったり、妙な工作活動と思われても困るのでもしサイクリングするなら「無人の荒野」と化す休日がオススメです。

cy_nnmdm_8.jpg

このあたりも何かの基礎っぽい構造物をモリモリ中。工事の流れからすると、まず水没予定の県道の迂回路(付替県道)の建設のほうがダム本体よりも先だと思うのですが、こうしてダムの基礎工事らしき物を積み始めているということはもう県道の工事の目処がついたということでしょうかね?

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ということでこっちは上流に位置する現県道と付替県道の分岐点。地上の道路はすでに開通しているっぽいですけどトンネルがまだ工事中で貫通していないのかな?

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建設現場は基本的に立ち入り禁止まくりな上に時々パトカーも巡回しているのであまり近づきたいとは思わないのですが、ここはワリと近くまで通れるようになっていた(現役の林道が左脇にあるせい)のでトンネルの写真が大きく撮れました。真っ暗ですが照明が無いせいなのか、トンネルが途中でカーブしているせいなのか、はたまた貫通していないのか、現状ではわかりません。とりあえず路面はまだ舗装されていない状態ですね。

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あと他に現地で目に付くものはというと従来からある林道なのですが、工事区域に重なるものはご覧のとおりことごとく封じられてしまっているようです。一応標識を見ると「奈良井線」という名前があるようで、地図で調べたら途中から点線(徒歩道)の扱いになっているものの、尾根の向こう側の道路まで接続していて興味深いです。でもこの分だと工事用道路に転用されるっぽい。

cy_nnmdm_a.jpg

それと忘れてはいけないのが旧道の存在。景色をよく見て走っていると、現県道から随分と離れた藪の中に唐突にガードレールが残っていたりして面白い。というか、なぜこんなきちんとした舗装路の県道が元々あったのに、将来の水没予定地にわざわざ新しい道を作り直したのか謎ですが、もしかすると建設用の大型重機やダンプカーが通る都合?

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川にかかる旧道の橋はみな豪快に壊れていました。というか壊したのかな?
ちなみにこの県道は曲がりくねった旧道の上に直線的な新道を築いた感じで、河川で言うところの三日月湖みたいに周囲に旧道の跡が分布しているのでチャリで通る際にはそこを意識して走ると楽しいと思います。

cy_nnmdm_b.jpg

現県道と2メートル程度のズレでオーバーラップしている旧道沿いの藪に埋もれるようにして通学路の標識発見。現行型の標識とデザインが違うのとサビの具合からしてかなり古いものなのかもしれませんが、驚いたのはそこではなく「こんな寂しい山道を児童が通学してたンかい!?」という部分。。
なお、水没予定地の住民の方はすでに移住が完了しているらしいのでここには人間の生活の営みを感じさせるようなものがなく、ただただ殺伐としていて独特の空気を感じるのですが、廃れてゆくことの寂しさと同時に未来に向けての変化もまた進行中であり、まさにここは死と生、破壊と再生の物語が混沌と繰り広げられるドラマの舞台でもあるのだ、とペダルを漕ぎながらしみじみ感じた次第です。(後編へ続きます)

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