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わすら雑記
趣味の工作、DIY等の雑記
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たらもと

Author:たらもと
「わすら」とは関東地方の一部で使われる方言で、標準語でいうところの「いじくる」の意味なのですが、このブログでは日曜大工をベースに趣味の範囲でいじくれそうな物を色々とわすらしてゆきます。



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手組みでG3


ホイール組みの経験がある人なら、多少なりとも興味があるハズのG3スポーク組み。しかし、カンパニョーロ社の専用設計製品であるため、それらの特殊部品を集めない事には組むことが出来ず、ゆえに自分もすっかり放置していたのですが、よくよく考えてみたら「32hの普通のリムとハブがあれば簡単な加工で実現可能」という事に気づき、好奇心が抑えられずに実験を敢行してしまいました(汗)

ch_hbldg3_b.gif

というわけで、まず見ていただきたいのが「2:1 組み」というやつで、これはフリー側を3交差6本取りのタンジェントで組んで、反対側を1穴飛ばしのラジアル組みしたものです。この組み方は以前の32h手組みホイールが主流だった時代から現在の完組ホイールが主流になる過渡期に流行った組み方で一般的な32穴のリムとハブを使って無理なく組めたうえに軽量性と強度のバランスが良く、カスタム組みとしては非常に良いアイデアだと思います。というか自分も何本かやりました(笑)

ch_hbldg3_c.gif

で、こちらが試しに図面を引いて考察してみたG3組みなのですが、見比べるとG3組みは2:1組みの亜種というか発展型というか、その差は3本一束のスポーク同士が互いに近寄って間隔が狭くなっただけなのではないか?と。その寄せ幅も32穴を倍にして仮想64穴(ピンクのニップル)として考えると、どうも丁度良い感じがするのです。。

ch_hbldg3_d.jpg

てなわけで、我慢できずに試作へGO!(笑)設計上はラジアル側スポークを通す8本の穴を開ければよいのでマーキングしてボール盤にセット。ちなみに今回使ったリムは「ホームセンターで売っているピストバイクもどきをバラしたっぽいゴミ」で、2本で800円だったけど送料が1000円もかかるという意味わからん逸品です。そして重量は1本あたり860g(※一般的なリムは500gほど)もあって呆れるを通り越して笑いが込上げてくる有様。まぁあくまで実験だからちゃんとした材料を使うのはもったいないですし、G3組みはリムの強度が必要な組み方だと予想されるのでたとえデカくて重くても「丈夫に越した事はない」ので。。

ch_hbldg3_e.jpg

それから、ハブのほうは未加工の32hでシマノの一番安いヤツ(クラリス?)の中古で500円ぐらい。一応あまりにも汚いので掃除してオーバーホールもしておいたので回転性能自体はそれほど酷くない(笑)あとスポークは再利用ができなくてもったいないから通常のステンレスではなく、全部で400円ぐらいのママチャリ用のユニクロメッキ鉄スポークをサイズ加工して使用。ニップルはウチに転がっていたゴミ(たぶん中古)。とまぁこのような悲壮なスタメンで組んでみます。どうせ実験ですからネ!気にしない!

ch_hbldg3_f.jpg

というわけで、作業に没頭するあまり途中の写真を撮り忘れていますが、無事に(?)組みあがりました。ゴミ部品を寄せ集めて作った実験体ですが見た目だけはカッコエエですね(笑)ちなみに、どうでもいい事ではありますが重量を書いておきますと、リア:1426g+フロント:1186gの合計2612gという怒涛の2kg越え修行用ホイールとなりました。
あと、作業に関しては特別な注意点はなく、2:1組みをやった事がある人ならすんなり組めると思います。それからスポークテンションについてですがフリー側と反フリー側の数値の乖離はほとんどなく、驚いたことにどちらも120kgfで組めてしまいG3組みの特徴がバリバリに発揮されています!詳しい理由は謎だけど感動した!でもおかしいよなぁ…専用設計のパーツでなく、左右のフランジサイズさえも同じ凡庸なハブなんだけど。。
それと、2:1からG3に変化する上で、当然スポークサイズも変わるのですが、スポーク長の計算の仕方は普通に2:1組みと同じで、フリー側のスポーク長に限りその数値に「×1.008」すると最終的に丁度良い長さになるようです。ちなみに今回の最大の発見であるこの「G3係数(笑)」は綿密な計算で求めたものではなく、図面を引いたら単にそうなっただけですのであまりアテにしないようにしてください(笑)ただの近似値です。

ch_hbldg3_g.jpg

それからフロントのほうですが、32hの穴飛ばし組みをした事がある人は「あれ?」とお気づきかと思いますが、ハブ穴は左右フランジに5.625度の相位があり、24hで組んでもスポークパターンは揃わず半角ズレたレイアウトになるはずです。それにリム穴の左右振りの関係もありG3などという変態的な組み方なんぞ本来不可能なハズです。が…

全て無視して強引に組みました(汗)

とまぁ画像をご覧のとおり、ラジアル担当のスポークが中心から穴半分ほどズレていて放射状ではなく風車的なスパイラル配置になってしまっています。まぁこればかりは専用ハブがないと解決できない問題ですので仕方がありません。ついでに、ディープリムをセレクトした理由も強度以外に「穴の左右振りが無いから」だったりします。
ちなみに、このような「数学的・幾何学的・設計的に正しくない組み方」をしたホイールは使用にあたりどういった問題を起こすのか?実は過去に実験した事がありまして、組んでも「ここがベストだ!」という完璧なバランスの到着点がなく「このぐらいで止めて終わりにしよう」という妥協が必要なうえ、使っているうちにフレも出やすく、それを時々修正しなくてはならないという面倒なオチになると思います。ですから、これは今回だけのデモンストレーションだと思っていただくほうが良いです。実用目的でやるべきではありません。

ch_hbldg3_h.jpg

ともあれ、紆余曲折ありましたが今回の目的はG3組みの実験ですので、組みあがってしまった以上はテスト走行をしなくてはなりません(笑)
そんなワケで走ってみた感想を。まぁ860gの糞リムを筆頭にゴミパーツを寄せ集めて組んだ物ですし、そもそもG3組みは専用設計のパーツだからこそ性能を発揮できる完組ホイールなわけで、こんなモンの性能なんてハナから良いわけ無いハズなのですが、正直ちょっと驚いた。。というのも案外悪くないのです。オカシイ。。そりゃリムがあれですから漕ぎ出しは重いけど、案外スルスル前に出るのでコイツ思ったほど酷くない(笑)自分はシロッコ35を所有しているけど、それっぽい雰囲気はありますね。
あと、G3とは直接関係ないけどリムが重いだけあって、速度維持は確かにラクですね。今までリム重量は軽いものを好んで使っていたせいか、重いホイールのメリットである「遠心力による平地巡航の速度維持の優位性」を今回ようやく感じることができました。
しかしまぁ、不思議な組み方ですよねG3。スポークの配置が離れているからリムにかかる負担や変形が大きいハズで一見すると性能的には悪くなりそうなのですが、全然そんなふうに感じないし、硬くも無く、柔らかくも無く、これといった嫌味のない踏み味だったりしてかなり謎。。そのような「謎の解明」とまではいかないにしても、製作の過程で何かわかることがないだろうかと思って、ワクワクしながらの楽しい作業ではありましたが、終えてみて自分なりに整理してみますと、最大のポイントは「リアホイールの左右テンション差の是正によってもたらされるバランスの良いトルク伝達の効果」と「3本一束のスポークのグループ化によるエアロ効果」あたりがG3の旨味なのかなぁ。。

ch_hbldg3_i.jpg

それから、走っていて思ったのは「これならばもっと良い材料を使って作ればよかったなぁ…案外良いホイールになったのでは?」というところですかね。まぁそんな事するなら最初からゾンダやバレットなどカンパニョーロのカッチョイイ完組ホイールを買った方が早くて楽で高性能なのですけど。。さすがに天下のカンパロゴマークが入っていれば、こうして痛いグラフィックとか考えなくても済むし。。

【補足】
文中の説明や画像だけでは解りづらいと思うので、参考までに2:1とG3()の図面をそれぞれウプしておきます。あくまで参考程度に。ホイールは人命を乗せる器具ですので、危険ですから、できればマネしないでくださいね(笑)やるなら自己責任で。オレは一切責任を負いません。

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